講義動画,講義テキスト,回路データ付きのNanoVNAV2&補助具&RFパーツセット
本製品は,Sパラメータを扱えるフリーで機能無制限のRFシミュレータQucsStudioによる回路設計技術,ローノイズアンプ基板上にチップ素子を実装するテクニック,3GHzのベクトルネットワークアナライザNanoVNAV2で回路基板を測定するテクニックなどを体験的に学ぶためのパーツセットです.
ベクトルネットワークアナライザ,USB電源,アッテネータ,RF部品&基板セットに加え,4時間を超える丁寧な解説ビデオと,110頁を超える講義テキストが同梱されています.講師の設計によるシミュレーション回路と,設計ツールを入手する手引きも付いているので,パソコンですぐに学習を始めることができます.
同梱の説明書には,講義ビデオや講義テキストの視聴を可能にするパスワードが記載されています.
なお,本製品は,2021年10月2日,ZEPエンジニアリングが開催した全国オンラインセミナ「3GHzベクトル・ネットアナ付き!RF回路シミュレーション&設計・測定入門」の受講者に送付したNanoVNAV2やRFパーツ,講義の録画動画,講義テキストのセット商品です.
本製品のすべての映像,画像,文書テキスト,ソースコードは著作権法によって厳格に守られています.無許可の転載,複製,転用は法律により罰せられます.
【著者・講師】
知念 幸勇【企画・制作】
ZEPエンジニアリング※詳しくは
こちらのウェブサイトをご参照ください.
■特徴1.すぐに実験を始められる測定器&パーツセット
1.50kHz~3GHzのベクトルネットークアナライザNanoVNAV2(動作確認済)
2.広帯域50Ω終端抵抗
3.LNA回路測定用アッテネータ(16dB程度)
4.LNA回路測定用USB電源
5.LNA回路基板と電子部品セット
6.LNA回路基板 完成品(部品実装済)
7.2GHz LC並列共振回路
■特徴2.充実の講義テキスト(全119頁)
Part1: RFシミュレータQucs Studioで学ぶ高周波回路設計の基本
・QucsStudioのインストールと確認
・LC共振回路の作成とシミュレーション
・Sパラメータ&スミスチャートの基礎
・Sパラメータ素子ファイルの作成
・LNA回路のシミュレーション
・伝送路(MSL,CPWG)の組み込み回路シミュレーション
Part2: RF基板実装技術
・LNA基板の製作法
・DC特性のチェック方法
Part3: NanoVNAV2で学ぶSパラメータ測定入門
・NanoVNAV2の制御アプリケーション・ソフトNanoVNA-Saverのインストールと校正・使用法の習得
・RF回路の測定
■特徴3.基礎から丁寧に解説!4時間超の講義動画
1.QucsStudioのインストールと確認
2.LC共振回路の作成とシミュレーション
3.Sパラメータ&スミスチャートの基礎
4.Sパラメータ素子ファイルの作成
5.LNA回路のシミュレーション
6.伝送路(MSL,CPWG)の組み込み回路シミュレーション
7.RF基板実装技術
8.ネットーワーク・アナライザNanoVNAV2で学ぶSパラメータ測定入門
■特徴4.確実に動く!講師設計のお手本シミュレーション回路
集中定数回路からSパラメータ/コプレーナ線路を組み込んだ回路,NanoVNAV2による測定値の表示用回路まで,QucsStudioで動作する回路ファイルを6種類提供します.
■学ぶこと
フリー&機能無制限のRF回路シミュレータQucsStudioは,部品メーカが提供するSパラメータファイルを解析できるだけでなく,回路定数の自動設計機能や基板の伝送線路解析など,市販のRFシミュレータに匹敵する機能をもっています.
NanoVNAV2は,50k~3GHzのポケットタイプのベクトルネットワークアナライザで,ダイナミックレンジは,f<1.5GHz時に70dB,f<3GHz時に60dBです.
RF回路基板の試作や解析においては,はんだ付け作業で測定結果が左右されることもあります.
本セミナでは,QucsStudioによる設計技術,RFアンプの実装技術,NanoVNAV2による測定技術を学ぶことにより,自宅で体験的に高周波回路の基礎を理解できるプログラムになっています.
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写真1 本製品に同梱のベクトルネットワークアナライザ「NanoVNAV2」 |
■講義の目標
・高周波回路設計の基礎を理解する
・RFシミュレータQucsStudioの使用法を習得する
・RFシミュレータによるLNA回路の設計法を習得する
・LNA回路の実装法,DC動作チェック,Sパラ測定による高周波回路の評価法を習得する
・ネットットワーク・アナライザ(NanoVNA2)の操作法を習得する
・LNA回路の実装法,DC動作チェック,Sパラ測定による高周波回路の評価法を習得する
■受講対象
・高周波回路の基礎(Sパラメータ,スミスチャート)を理解したい方
・回路シミュレータQucsStudioを習得したい方
・高周波回路部品(表面実装素子1608)の実装を体験したい方
・ネットワークアナライザNanoVNAV2の操作法,データ編集を学びたい方
・高周波トランジスタ(EpHEMT),メーカ製パッシブ素子(L, C, R)の選択法を理解したい方
・低雑音RFアンプの設計・製作・評価の基礎を理解したい方
■用意していただきたいもの
・パソコン(Windows10,マイクロソフトのOfficeまたはその互換アプリ)
■本製品を購入された方へ 「講義ビデオと講義テキストの視聴方法」
下記リンク先(青字)をクリックし,本製品同梱の説明書に書かれたパスワードを入力してください.
□講義ビデオ(著作権保護のためパスワードがかけられています)
・1_QucsStudioのインストールと確認.mp4(17分15秒)
・2_LC共振回路の作成とシミュレーション.mp4(27分9秒)
・3_Sパラメータ&スミスチャートの基礎とSパラメータ素子ファイルの作成.mp4(41分05秒)
・4_LNA回路と伝送路を含んだ最終回路のシミュレーション.mp4(1時間1分22秒)
・5_RF基板実装技術.mp4(50分26秒)
・6_ネットワークアナライザNanoVNAV2で学ぶSパラメータ測定入門.mp4(1時間29分58)
□講義テキスト(著作権保護のためパスワードがかけられています)
・RF_seminar.pdf(全9頁)
□筆者設計のQucsStudio用シミュレーション回路(著作権保護のためパスワードがかけられています)
・Circuit.zip
□補助資料(著作権保護のためパスワードがかけられています)
・Sparameter.zip
■紹介動画
本セミナで学ぶこと |
ベクトルネットワークアナライザNanoNVAV2とSMAコネクタの接続 |
NanoVNAV2とアプリケーションソフトウェアNanoVNA-SaverによるSパラメータ測定 |
■講師紹介
□略歴
沖縄高専名誉教授,GLEX代表 (教育・研究コンサルタント)
(株)東芝にて光通信用半導体・送受信器の開発,高周波デバイスの応用技術などに25年間従事.国立沖縄高専にて,アナログ・ディジタル電子回路,高周波回路の講義などに12年間従事.専門領域:光通信,無線工学,半導体工学, バイオ・エレクトロニクス(工学博士,第一級陸上無線技術士,電気通信主任技術者)
□主な著書
1.7大電子回路シミュレータRF解析性能の見極め方,トランジスタ技術2020年1月号,CQ出版社.
2.測定周波数50k~900MHz 5千円のネットワークアナライザ NanoVNA,トランジスタ技術2020年7月号,CQ出版社.
3.FR-4基板でつくる2.5GHz帯アンテナの設計・製作,トランジスタ技術2021年2~3月号,CQ出版社.
4.QAM-OFDM変調ディジタル無線通信における多層・複合材料の電磁波遮蔽の評価,電子情報通信学会論文誌 招待論文2021年6月号,電子情報通信学会論文誌
5.高電子移動度トランジスタでつくる1G~3GHz帯低雑音アンプの設計・制作,トランジスタ技術2021年6~12月号連載,CQ出版社.
■百聞は一見に如かず!パーツキットと講義動画でプロの技術を1日習得 スピードマスタ・シリーズ
電子回路・基板設計からプログラミングまで,エンジニアがマスタすべき技術は多岐にわたり,開発期間も短くなっています.多くの書物を読み漁ったり,玉石混交のネット情報に振り回されたりしている暇はありません.
本シリーズには,各分野の一線で活躍する技術者が厳選したパーツセット,設計の要点を効率よく解説するセミナ動画,講義テキスト,お手本ソースコードなどが同梱されています.百戦錬磨の技を一見することで,未経験の技術が驚くほど短時間で身につくだけでなく,信頼性の高いシステム開発に必要なプロの眼が養われます.