【目次】

　プロローグ　USB機器のハードとソフトの構成

第1部　USBホスト/ターゲット両対応デバイス編

　第1章　SL811を使った簡易ホストとUSBキーボードの接続実験 19

　第2章　SL811を使ったUSBホスト・システムの構築

　第3章　ハイ・スピード対応USBコントローラM66596の概要

第2部　On-The-Go対応デバイス編

　第4章　On-The-GoのしくみとML60842によるOTGシステムの開発

　第5章　On-The-Go対応デバイスISP1362とWASABI-Hot! の詳細

　第6章　ハイ・スピード対応USBコントローラISP1761の概要

第3部　USBホスト・コントローラ内蔵CPU編

　第7章　FR60マイコンを使ったUSBホスト・プログラムの作成

　第8章　SHマイコン内蔵OHCIホスト・コントローラの制御

　第9章　Linux用OHCI USBホスト・ドライバの実装

第4部　PC/AT互換機プラットホーム編

　第10章　UHCIホスト・コントローラの制御プログラムの作成

第5部　クラス・ドライバ解説編

　第11章　クラス・ドライバの役割とその基本動作

　第12章　USBハブ・クラス・ドライバの実装と制御手順

　第13章　キーボードやマウスをUSBホストから操作する方法

　第14章　USBメモリやHDDを制御するための実装と制御手順

　第15章　USB対応プリンタを制御する方法

　第16章　スピーカやオーディオ機器で使われるアイソクロナス転送の実装方法

　組み込み機器の高機能化に伴い、組み込み機器にUSBホスト機能を実装する要求が高まっている。組み込み機器にUSBホストのポートが一つあれば、あとはソフトウェアの実装だけで、USBキーボードやUSBマウスなどのHIDデバイスからの入力や、USBフラッシュ・メモリやUSB-HDDなどのストレージをつないでファイルを読み書きするなど、さまざまな拡張性が考えられる。
　本書では、組み込みマイコンにUSBホスト・コントローラを外付けしたり、USBホスト機能内蔵のCPUを使って、組み込みシステムにUSBホスト機能を実装するさまざまな事例について解説する。
　また、USBハブやHIDデバイス、ストレージやプリンタなどの標準USBクラスに対応した機器の制御事例についても解説する。