講義ビデオ付きFPGA学習キット
本製品は、2021年4月10日に開催したオンラインセミナーを録画した講義ビデオと、インテル製 MAX10を搭載したスタータキット(DE10-Lite)をセットにしたものです。インターステラテクノロジズ社の森岡澄夫氏による302分の講義ビデオと133頁の講義テキスト、お手本となるソースコード一式が含まれています。
講義ビデオでは、開発ツールQuartusの使い方やFPGAボードDE10-Liteの動かし方から始め、製作する回路のレベルを徐々に上げながら、本格的なディジタル回路の設計に必要な基礎知識を取得します。
論理設計の教科書を頭から順に解説していくスタイルは採らず、ボード上で回路を実際に動かしながら、簡単な回路から複雑で高度な動きをする回路へ機能を拡張していくスタイルで説明を進めます。その過程で自然に回路設計の知識が増え、理解が進むことを期待できます。
同梱の説明書には、講義ビデオ、講義テキスト、お手本ソースコードの視聴を可能にするパスワードが記載されています。
本製品のすべての映像、画像、文書テキスト、ソースコードは著作権法によって守られています。無許可の転載、複製、転用は法律により罰せられます。
詳しくは、下記ウェブサイトを参照ください。
https://www.zep.co.jp/smorioka/web_seminar/DE10FPGA/index.html
■目次
(1) セミナのレベルとテーマ、使用する言語、配布IPコア
(2) スイッチ入力をLED出力する回路を動かす
ツールの動かし方とI/O・組み合わせ回路の基礎を学ぶ
(3) 7seg-LED時計を動かす
時間経過によって動く順序回路の基礎を学ぶ
(4) 回路誤動作の観察と安定動作させる対策
ハザードなどを観察し同期回路の重要性を学ぶ
(5) ストップウォッチや平方根計算回路を動かす
処理を順番に進めるためのステートマシンを学ぶ
(6) IPコア(既成部品)の生成や接続の仕方
ADCの接続スイッチ&I2Cセンサの接続
ステートマシンを組み合わせて複雑な処理を作る
(7) DE10のいろいろなI/O利用
パソコンとのシリアルデータ送受信、SDRAM、VGA
講義ビデオと講義テキストの視聴方法
本製品をご購入いただくと下記リンク先(青字)をクリックし,同梱されている説明書に書かれたパスワードを入力してください.
□講義ビデオ(著作権保護のためパスワードがかけられています)
・1_セミナのレベル/テーマ/使用する言語/配布IPコア_20210410.mp4(7分48秒)
・2_ツールやボードの動かし方_FPGA_20210410.mp4(1時間40分37秒)
・3_時間の経過によって動く回路_FPGA_20210410.mp4(49分36秒)
・4_回路誤作動の実験_FPGA_20210410.mp4(43分54秒)
・5_複雑な動きができる回路_FPGA_20210410.mp4(33分01秒)
・6_既成部品を使う_FPGA_20210410.mp4(1時間01分44秒)
・7_DE10のいろんなIO_FPGA_20210410.mp4(12分58秒)
□講義テキスト(著作権保護のためパスワードがかけられています)
・FPGAスタータ・ボードDE10-Liteで学ぶHDL回路設計入門(全133ページ)
FPGA_seminar_document.pdf
□補助資料(著作権保護のためパスワードがかけられています)
(1) Quartus Primeライト・エディション 20.1.1 インストール手順
Quartus_install.pdf
(2) 筆者設計のお手本Verilog HDL ソースコード(全25本)
sample_design.zip
講義の目標
・ディジタル回路設計の基礎知識を体感的に身につけ,思いどおりの動きをする回路を作れるようになるための土台を固める
・FPGAを使うことによって,マイコンやPCではできない何が可能になるのかを掴む
■受講対象
・とくに電子情報分野を専門とはしていないが,これからFPGA回路設計を業務・授業で行うことになった技術者・学生
・個人でFPGA設計を楽しんでみたい方
■用意いただきたいもの
・Quartus Prime ライトエディション(無償)の最新版(20.1.1以上)をインストールしておくこと
・上記ソフトが滞りなく動く程度のパソコン(Windows 10またはlinux, メモリ最小8GB程度,プロセッサ最低2GHz程度)
■紹介動画
FPGAボードを動かしてみる
チャタリングの対策
■講師紹介 森岡澄夫
□略歴
NTT、IBM、Sony、NECの各研究所において高性能回路IPやハイレベルシンセシスの研究、およびプレイステーションなどの製品用SoC開発に従事した後、現職にて民間宇宙ロケットの飛行制御コンピュータの研究開発に従事。FPGAや高位合成を活用している。
□主な著書
(1) HDLによる高性能ディジタル回路設計、CQ出版社。
(2) LSI/FPGAの回路アーキテクチャ設計法、CQ出版社。