Raspberry Pi財団のRP2040を搭載したItsyBitsyです。
Featherよりも小型、Trinketよりも大きめのサイズです。デュアルコア125 MHz Cortex-M0+プロセッサを搭載し、コンパクトで非常にパワフル、多数のピンが必要な機器の製作に適しています。8 MBフラッシュメモリと264 KB SRAMを搭載しています。
約3.6 x 1.8 cmのサイズの基板に電源ピン6本、デジタルGPIOピン23本(うち4本はアナログ入力、16本はPWM出力も可能)を備えています。Feather RP2040やRaspberry Pi Picoと同じチップを使用しています。8 MB SPIフラッシュにより、データログ、ファイルの保存、CircuitPython/MicroPythonコードの保管が可能です。
I2Sペリフェラル、SDIO、カメラなどは搭載されていませんが、RP2040のPIOステートマシンシステムを利用して、カスタムハードウェアロジックやCPU消費のないデータ処理ブロックを作成できます。MicroPython/CircuitPythonでペリフェラルのスクリプトや読み出し用にPIOコントロールコマンドも作れます。二つのPIOペリフェラルがそれぞれ四つのステートマシンを備えています。
現時点ではArduino Coreは利用できません。C/C++、MicroPython/CircuitPython(公式)は利用可能です。
2.54 mmピンヘッダ付属で、ハンダ付けしてブレッドボードで使用できます。
RP2040は、RAM(264 KB)を搭載していますが、内蔵フラッシュメモリがないため、本製品では8 MB外部QSPIフラッシュチップを搭載し、MicroPython/CircuitPythonで実行中のコードとデータを保管できるようにしています。C/C++ を使用する場合には8 MB全てを、MicroPython/CircuitPythonを使用する場合には残りの7 MBをコード/データ/画像/フォントなどに使用できます。
●特長
・ItsyBitsyシリーズ製品と同一サイズ/フォームファクタ、ほぼ同一のピン配置
・36 x 18 x 4 mm(ピンヘッダを含まず)
・最大125 MHz @ 3.3 Vロジックのデュアルコア RP2040 32-bit Cortex-M0+搭載
・264 KB RAM
・8 MB SPIフラッシュチップ(CircuitPython/MicroPythonコード保管用)、EEPROMなし
・23 x GPIO
-4 x 12-bit ADC
-2 x I2C、2 x SPI、2 x UARTペリフェラル(うち1本にはメインインターフェース用のマークあり)
-16 x PWM出力(サーボ、LEDなどに使用可)
-PIO互換性の高い連続した10 x デジタルGPIO(ADC/ペリフェラル以外に使用可)
・11番ピンに汎用点滅赤色LEDを搭載
・GPIOに電源ピンが付いたRGB NeoPixel搭載で、消費電力の低減が可能
・リセットボタン/ブートローダー選択ボタンの両方で迅速な再起動が可能
・ピーク電流出力500 mAの3.3 Vレギュレータ
・3.3 V電源/起動ピン
・USBもしくは外部出力(バッテリーなど)を電源に使用可能、自動切り替え
・デバッグ用SWDピン引き出し済み
・12 MHz水晶振動子
・5番のデジタルピンはVhigh専用出力ピンで、VBATやVUSBからNeoPixelやサーボなどの5 Vロジックデバイス駆動用の高電圧を供給可能
・内蔵ROM USBブートローダーのアクセスやシリアルポートデバッグに便利なUSB Micro-Bコネクタつき
●仕様
・RP2040チップ:
-デュアルARM Cortex-M0+ @ 133 MHz
-264 KB オンチップSRAM(6 x 独立バンク)
-QSPIバス経由で最大16 MBのオフチップフラッシュメモリに対応
-DMAコントローラ
-完全接続のAHBクロスバー
-補間/整数型分割ペリフェラル
-プログラマブルLDO内蔵(コア電圧用)
-2 x PLL内蔵(USB/コアクロック用)
-30 x GPIOピン、うち4本はアナログ入力に使用可能
-ペリフェラル:
2 x UART
2 x SPIコントローラ
2 x I2Cコントローラ
16 x PWMチャンネル
USB 1.1コントローラ、PHY(ホスト/デバイスサポート)
8 x PIOステートマシン