MicroMod用環境ファンクションボード【SEN-18632】

SparkFun MicroMod 環境機能ボードは、MicroMod プロセッサ ボードに追加のセンシング オプションを追加します。この機能ボードには、室内環境の空気質 (SGP40)、湿度と温度 (SHTC3)、および CO₂ 濃度 (STC31) を監視する 3 つのセンサーが含まれています。さらに使いやすくするために、すべての通信は MicroMod の I²C バス経由で行われます。

• SGP40 は、部屋や家の空気の質を測定します。SGP40 は、温度制御されたマイクロ ホットプレートを備えた金属酸化物 (MOx) センサーを使用し、湿度補正された揮発性有機化合物 (VOC) ベースの室内空気質信号を提供します。センシング素子と VOC アルゴリズムはどちらも、実際のアプリケーションに存在する汚染ガスに対する比類のない堅牢性を備えており、独自の長期安定性、低ドリフト、デバイス間のばらつきの低減を実現します。

• SHTC3 は、高精度のデジタル湿度および温度センサーです。SHTC3 は、相対湿度測定範囲が 0 ～ 100% RH の静電容量式湿度センサーと、温度測定範囲が -40℃ ～ 125℃ のバンドギャップ温度センサーを使用しています。SHTC3 は、SHTC1 センサーの成功を基に、前身よりも高い精度 (±2% RH、±0.2℃) を実現し、柔軟性を高めています。

• STC31 は、熱伝導率に基づいて CO₂ 濃度を測定し、0 ～ 25 vol% と 0 ～ 100 vol% の 2 つの CO₂ 測定範囲を備えています。測定の再現性は 0.2 vol%、安定性は 0.025 vol% / ℃ です。測定精度は測定範囲によって異なります: 0.5 vol% + 3% 測定値、1 vol% + 3% 測定値。SHTC3 の測定値を使用して、STC31 は湿度補正された測定と改善された温度補正を提供できます。STC31 は気圧も補正できるため、私たちのように山にいる場合に便利です。

これら 3 つのセンサーの優れた性能は、センサー要素、信号処理、デジタル キャリブレーションを小さな CMOS チップに組み合わせた、Sensirion の特許取得済み CMOSens^(R) テクノロジーに基づいています。実績のある CMOS テクノロジーは、高品質の大量生産に最適で、要求が厳しくコストに敏感な OEM アプリケーションに最適です。

便利な M.2 MicroMod コネクタを使用すると、システムに接続するためのはんだ付けは不要です。プロセッサと機能ボードの斜めエッジ コネクタのキーを M.2 コネクタのそれぞれのキーに合わせ、メイン ボードにネジで固定するだけです。MicroMod 環境機能ボードは、I²C ポート経由で読み取ることができます。ボードには、AP2112 3.3V 電圧レギュレータ、I²C プルアップ抵抗、電源 LED、LED を無効にするジャンパー、代替 STC31 アドレス用のジャンパーが装備されています。

注: この MicroMod 環境機能ボードには、MicroMod プロセッサとメイン ボードは含まれていません。これらのボードは別途購入する必要があります。

MicroMod は、マイクロコントローラの「プロセッサ ボード」をさまざまな「キャリア ボード」周辺機器に接続するモジュラー インターフェイス エコシステムです。M.2 標準を利用する MicroMod 標準は、プロセッサと機能ボードをオンザフライで簡単に交換できるように設計されています。必要なプロジェクト専用のキャリアボードと、選択した互換性のあるプロセッサを組み合わせてください。

●機能

• 入力電圧範囲
  • 2.5V ～ 6.0V
    • 標準 5V (メインボードの USB コネクタ経由)
    • 標準。 ~3.7V ～ 4.2V（メインボードの LiPo バッテリー コネクタ経由）
• I/O 電圧
  • 3.3V
• AP2112 3.3V 電圧レギュレータ（定格 600mA）
• 電源 LED
• I²C プルアップ抵抗
• Sensirion SGP40 空気質センサー
  • I²C インターフェイスを使用
    • アドレス: 0x59（デフォルト）
  • 動作電圧範囲
    • 1.7V ～ 3.6V（標準 3.3V）
  • 動作温度範囲
    • -20℃ ～ +55℃
  • 標準消費電流
    • 連続動作時: 2.6mA (3.3V 時)
    • アイドル時: 34μA (ヒーター オフ)
  • 出力信号
    • デジタル生の値 (SRAW): 0 - 65535 ティック
    • デジタル処理値 (VOC インデックス): 0 - 500 VOC インデックス ポイント
  • スイッチオン時の動作
    • VOC イベントを確実に検出するまでの時間: 60 秒未満
    • 仕様が満たされるまでの時間: 1 時間未満
  • 推奨サンプリング間隔
    • VOC インデックス: 1 秒
    • SRAW: 0.5 秒 - 10 秒 (標準) 1 秒）
• Sensirion SHTC3 湿度および温度センサー
  • I²C インターフェースを使用
    • アドレス: 0x70 (デフォルト、構成不可)
  • 動作電圧範囲
    • 1.62V - 3.6V (標準 3.3V)
  • 動作温度範囲
    • -40℃ ～ +125 ℃
  • 相対湿度
    • 測定範囲: 0% ～ 100%
    • 標準精度: ±2 %RH
    • 分解能: 0.01 %RH
  • 温度
    • 測定範囲: -40℃ ～ +125 ℃
    • 標準精度: ±0.2 ℃
    • 分解能: 0.01 ℃
  • 標準消費電流 (モードによって異なります)
    • 4.9μA ～ 430μA (通常モード)
    • 0.5μA ～ 270μA (低電力モード)
  • STC31 が湿度と温度を補正できるようにします
• Sensirion STC31 CO₂ センサー
  • I²C インターフェイスを使用
    • アドレス: 0x29 (デフォルト)、0x2A、0x2B、0x2C
  • 動作電圧範囲
    • 2.7V ～ 5.5V (標準) 3.3V)
  • 動作温度範囲
    • -20 ℃ ～ +85 ℃
  • N₂ 中の CO₂ および空気中の CO₂ 用に校正済み
  • 測定範囲
    • N₂ 中の 0 ～ 25 vol%
    • 空気中の 0 ～ 100 vol%
  • 精度
    • N₂ 中の 0.5 vol% + 測定値の 3%
    • 空気中の 1 vol% + 測定値の 3%
  • 濃度および温度分解能: 16 ビット
  • 再現性: 0.2 vol%
  • 温度安定性: 0.025 vol% / ℃
  • 起動時間: 14 ms
  • 熱伝導率センサーは、校正済みのガス濃度と温度出力を提供します
• ジャンパー
  • PWR LED
  • I²C プルアップ抵抗
  • STC31 アドレス選択

注: 各センサー用に予約されている I²C アドレスは、0x59 (SGP40)、0x70 (SHTC3)、0x29 (STC31) です。 1 つのバスで複数の SHTC3 センサーと通信するには、マルチプレクサ/Mux が必要です。 SHTC3 は、Qwiic Mux (0x70) と同じアドレスを使用します。 Qwiic Mux で複数の SHTC3 を使用している上級ユーザーの場合は、Qwiic Mux のデフォルト アドレスを調整する必要があります。